韓国でどのSIM・eSIMを買えばいいか迷ったら、まずデータ専用か、通話・SMS付きかを確認しましょう。重要なのは、どちらも韓国の本人認証には使えないことです。
何でつまずくのか
旅行用のデータ専用eSIMは、データ通信だけに対応します。通話・SMS付きの旅行用回線では韓国の電話番号を利用できますが、韓国の本人認証(본인인증)には対応しません。
その上に、別の壁が二つ重なります。
- 買ったままでは認証に使える番号がない。 データ専用のeSIMにはSMSがありません。通話・SMS付きの旅行用回線なら韓国の電話番号がもらえます。ただし空港でのパスポートチェックの後から、です。KTもこう書いています。「Voice & SMS services will be available only after completing Identity Verification (Entry Check) at the KT roaming center in airport(通話・SMSは空港のKTローミングセンターで入国チェックを終えてから使えます)」「KT eSIM does not support the personal authentication(KTのeSIMは本人認証に対応していません)」。
- 韓国国内だけ。期間も決まっている。 これらの回線には地域・滞在ロックがかかります。KTのeSIMは「can be used in Korea only(韓国でだけ使えます)」で90日まで。SKTはもっとはっきりしていて、「Foreigners staying for more than 91 days cannot verify(91日以上滞在する外国人は認証できません)」とパスポートの確認そのものを断ります。
だから旅行用回線が使えても、LG U+ は「Identity Verification for banking or government services is not supported(銀行・行政サービスの本人認証には対応していません)」と言っています。データは使える。でも 본인인증 は通らない。
自分でできる?
用途が合えば、たいていできます。ただし旅行用回線を買っても、韓国の本人認証は手に入りません。
データだけでいい旅行者。 旅行用eSIM(Airalo、Saily、Holafly)はQRで数分で使えます。公式の英語ページを使う手もあります。KT Roaming / SK Roaming / LG U+ Korea SIM。この英語ページなら、回線を買うのも予約するのも韓国語なしで済みます。ただし残る壁は知っておいてください。空港チェックは飛ばせません。韓国国内限定も外せず、90日を延ばすこともできず、본인인증 も通りません。データ専用だとSMSもないので、認証コードは一通も届きません。
通話・SMSが要る旅行者。 KT・SKT・LG U+ の通話付き旅行用回線を買って、空港カウンターでパスポートチェックを済ませると番号が使えます。韓国は2025年後半に回線開通のルールへ顔認証を追加したので、パスポートと一緒に顔のチェックもあると思ってください。決済で一つ落とし穴があります。KTとSKTの旅行用ページは韓国発行のカードを弾きます。パスポートと海外発行のカードを持っていってください。
居住者・長期滞在者。 旅行用プリペイド回線では行き止まりです。銀行口座・PASS・行政サービスの 본인인증 を通すには、ARCと紐づく居住者向けプランか後払い回線が要ります。長期回線に対応する英語OKのMVNO(Chingu Mobile、Woori Mobile)でも構いません。韓国の銀行も、この回線を前提にしています。韓国の銀行口座開設も読んでみてください。
自分では無理なとき
次のときは、Toyoni にご相談ください。
- データ専用を買ってしまい、SMSの認証コードが受け取れない。
- 通話・SMSの空港チェックで止まっていて、列に並びたくない・カードを弾かれたくない。
- 91日以上いる予定で、旅行用回線では認証ができない。
- 銀行・PASS・行政サービスで 본인인증 が通る番号が要る。つまり旅行用ではなく居住者向け回線が要る。
- どの回線にするか(キャリア・日数・電波・値段)で迷っていて、比較サイトは余計に分からなくする。
Toyoni ができること
渡航期間、端末、通話・SMSの要否に合わせて、KT・SKT・LG U+ の旅行用SIM・eSIMをご案内します。必要に応じて、空港受け取りや本人確認の手順も整理します。長期滞在で本人認証が必要な場合は、ARCと紐づく居住者向けプランの条件をご案内します。旅行用回線では本人認証を通せない場合も、そのままお伝えします。
